症例紹介

眼瞼下垂症(PAP疑い)

2023.09.05
  • 術前(デザイン後)

    術前(デザイン後)

  • 術後3ヵ月

    術後3ヵ月

PAPによる眼瞼下垂症と疑われた症例です。
PAPとは、「Prostaglandin Associated Periorbitopathy:プロスタグランジン関連眼窩周囲炎」のことです。

患者さんは若年の方で、まつげを伸ばす薬(まつげ美容液)の長期使用歴がありました。
まつげ美容液の中には、緑内障治療によく使用される「プロスタグランジン製剤」を使用した製品がありますが、副作用として、まつげを伸ばす作用があり、近年美容目的に使用されるようにもなっています。
しかし、他の副作用として、PAPにより、眼の周りに様々な変化(眼瞼下垂症、まぶたのくぼみなど)を引き起こす可能性が報告されています(※)。

もちろん緑内障患者さんで、プロスタグランジン製剤の点眼薬を長期使用されている方も、眼瞼下垂を引き起こす可能性があります。
この患者さんの眼瞼下垂やまぶたのくぼみが、まつげ美容液が引き起こしたPAPによるものと断言することはできませんが、可能性は否定できません。
まつげ美容液や緑内障治療でプロスタグランジン製剤の点眼薬を長期使用の方のうち、まぶたが重い、へこみが出てきたという方は、一度ご相談下さい。

【手術費用】
保険適用で4万円〜5万円

【手術時間】
1.5時間〜2時間

【合併症】
内出血、腫れ、痛み、再発等

診察のご相談、ご予約はお電話でお願い致します。

※参考文献:Changes to upper eyelid orbital fat from use of topical bimatoprost, travoprost, and latanoprost. Jpn J Ophthalmol 2011:55:22-27.

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